クリエイティブプランニングユニットの小倉です。
バーガーキングがBIGKINGというマックのビックマックに近いハンバーガーを出したのですが、そのプロモーションがマクドナルドを想像させるような比較を行っています(あくまで個人の見解です)。
出典:バーガーキング
肉以外はほぼ一緒の具材だと。
挑戦的ですね!でも、こんな広告ありなの???他の企業はあまりやってないけど。。。
みたいに思うと思います。1つは法律観点で行っていいのか?
比較広告のおさらい
広告を出すときは、景品表示法というモノがあり、その1つに、比較広告についても定められています。
消費者庁のホームページでの解説です。
(1)比較広告で主張する内容が客観的に実証されていること。
→広告主の近い考え方やその人達によって、実証されたデータかどうか
(2)実証されている数値や事実を正確かつ適正に引用すること。
→調査対象が明確に記載されているかどうか。
(3)比較の方法が公正であること。
→データの一部を良い結果として抜き出して比較していないか。
消費者庁の例
問題となる比較広告の具体例
◆パソコンメーカーの場合…
「この技術は日本で当社だけ」と表示したが,実際は他社でも同じ技術を採用したマシンを販売していた。
◆予備校の場合…
大学合格実績No.1と表示したが,他校と異なる方法で数値化したもので,適正な比較ではなかった。
◆携帯電話通信業者の場合…
店頭チラシの料金比較で,自社が最も安いように表示したが,実は自社に不利となる割引サービスを除外して比較していた。
バーガーキングはどうか?
期間:10月6日〜10月7日
関東在住のハンバーショップ週1回以上利用者100名
調査方法:商品名を隠した味覚調査
としており、客観的なデータであることを記載しています。
また2つを食べ比べさせ、設問には肉に関する具体的なアンケート項目で回答を得ている
僕が言う必要はありませんが、比較広告として、成立していると思います。
とは言え?
前述したように、マクドナルドを思わせる広告となっているので、マクドナルドからしたら、おいおいおい。という感じですよね。。。
最近は切磋琢磨なのか、他社を連想させるような挑戦的な比較広告が増えてきているので、ご提案の際は、気をつけて提案しましょうね。
アメリカでは、昔からドンパチしてるみたいです(笑
・マクドナルドVSバーガーキング
・コカ・コーラVSペプシ
に本でも、ソフトバンクがAUのCMを揶揄するようなCMを作ってますね。
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